第1回目の議事録が8/27掲載になりました。
http://www.town.ichinomiya.chiba.jp/machizukuri/207/907/967.html

・第1回一宮の魅力ある海岸づくり会議議事録 (概要版)です。
6月27日(日)当会が要望した念願の官学民協議体一宮の魅力ある海岸づくり会議がスタート。

会場に入り、席に着く委員、関係者、そして21名の傍聴者。初会合ということもあってか、皆やや緊張した面持ちだ。

この会議体の目的は「一宮町の海岸において、防護、利用及び環境を考慮した海岸侵食対策について協議を進め、魅力ある海岸づくりに資することを目的とする」と規約に記されている。つまり、海という自然の脅威から付近の住民や土地を守ること(防護・保全)、海やその資源からの恵みに基づいて生計を立てるあるいはレジャーに活用・利用すること(利用)、そして海中や海岸に生きる生態系を守り景観を維持・向上すること(環境)、この全てを念頭に置き、相互に配慮して、魅力的な海岸づくりをしよう、ということである。

会議の委員は26名。神奈川県茅ケ崎市の同様の会議体での実績をもとに当会議の委員に選出された学識者は近藤健雄氏(日本大学理工学部海洋建築工学科教授)、宇多高明氏(土木研究センターなぎさ総合研究室長)、清野聡子氏(九州大学工学研究院環境都市部門准教授)の3名。それぞれ、まさに防護・利用・環境のプロだ。このうち、近藤氏が当会議の会長に、宇多、清野両氏が副会長に選任された。この他の委員には県と町の関係部署から5名、町内各地区の区長6名、地元の生物生態系専門家1名、漁協、海の家組合、サーフィン業組合、商工会、観光協会、地曳網保存会、十二社祭り保存会から代表者各1名。そして地元の2つの海岸環境保全団体から太東に拠点を置く「日本の海岸環境を守る会」会長と当会「一宮の海岸環境を考える会」代表の小松直之。更に公募委員の2名は、独自の方法で太東海岸北部分に砂を付けることに成功しているレジェンドサーファーの吉田正氏と海岸地域(新浜区)の自治体活動で定評のある建築設計士の松井満氏だ。司会を務める会長の近藤氏は冒頭で「利害関係者がそれぞれの立場から参画している会議体であり、当然ながら違った意見が多く出されるであろうが、言いたい事は言い、聞く時は聞く、という姿勢を大切に」と伝え、会議が開始された。

経緯説明の後、宇多氏が「南九十九里浜の海岸侵食」と題し、海岸の経時的変化や影響を与える要因などをまとめて説明、また、清野氏は「県内の海岸に関する住民会議の実績」と題し、和田町(現南房総市)の白渚(しらすか)海岸での事例、同じく鴨川市東条海岸での事例などを交えて説明を行った。

その後、各委員の間で、それぞれの立場からの意見や認識の違いから激しい議論が行われた。委員の中には「確実に砂がついてきている」と評価しヘッドランド工事をこのまま推進してほしいと主張、、一方、住民の区長の中には「砂浜はなくっていきている」とした意見あり、現状の評価・認識だけでも意見は様々に分かれる場面も見られた。

最後に2回目の会議が9月19日に設定されること、また、漁協、海の家の立場からの現状、サーフィンの世界大会が何度も開催されている理由、生態系の視点からの問題を、各分野の代表委員・専門委員が説明することとなった。

会議後、清野氏は「最初はびっくりするかもしれないが、他の会議ではもっと激しい言い合いとなる事もあった。様々な利害を持った住民の集まる協議体であり、密室ではなく公の場で明確に主張し合って、共有して行くことが重要。いいスタートを切った」と感想を述べた。また、会長の近藤氏は「後から不平・不満が出るのは良くない。意見を戦わせる場がある事が重要。少なくとも3年はこの会議体を続けて行くだろう。県としては防護が基本でそれに加えて利用ということになるだろう。ざっくばらんな議論が出来ており、初会合としては100点満点中80点は付けられる」と会議体の船出を高く評価した。

今後、当会ではヘッドランドが完成している他県では実際にどのような事故が発生しどのような対応が行われているかの情報(たとえば茨城県ではヘッドランドにより、強い離岸流が発生し悲惨な水難事故が多発。茨城県警・茨城海上保安部・茨城県および各市町村は、コンビニや公共施設へ立ち入り禁止のポスターを掲載するなどヘッドランドおよび周辺の砂浜まで立ち入りが禁止を徹底している。)を収集し、ヘッドランドが完成すると立ち入り禁止の海岸へなってしまうプロセスを歩んでいるとの危惧を利用者の立場で、一宮の海岸各所の変化の情報収集・集約を行うとともに、将来の一宮の海岸の在り方について、当会としての見解を取りまとめて行く所存です。

URL: http://www.town.ichinomiya.chiba.jp/machizukuri/207/907/967.html

・第1回一宮の魅力ある海岸づくり会議議事録 (概要版)

次回協議会は、一宮町のホームページに下記内容で案内されている。
一度その目で、この歴史的会議へ立ち会ってみるのも良い体験ではないでしょうか。

皆様の引き続きのご支援・ご鞭撻を宜しくお願いします。

第2回一宮の魅力ある海岸づくり会議の開催について

  ・日 時  平成22年9月19日 日曜日 午後1時より

  ・場 所  一宮シーサイドオーツカ 本館 1階 カトレアホール

  ・案 件  (1)委員からの現状報告について

         (2)侵食対策の進め方について

  ※会議は、どなたでも傍聴できますが、会議傍聴要領により先着20人までとさせて頂きます。受付は午後12時40分から行います。

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