2月20日(土)15:30~18:00、一宮町公民館にて住民フォーラム『一宮の海岸を考える』が開催されました。本フォーラムは「一宮の海岸環境を考える会」の呼び掛けにより、各方面からのパネラーの話をもとに、一宮町の海岸の堤防(ヘッドランド)工事状況を共有し、同様の問題を抱える地域での対策の実情などを認識し、少しでも多くの住民に一宮の海の大切さを再認識してもらおう、という目的で開催されました。

会場には年齢を問わず150名を超える方々が集まり、真剣にパネラーの話に耳を傾けていました。

会のメンバーである学習院大学教授で一宮在住の馬淵昌也氏の司会で進められ、まず、「一宮の海岸環境を考える会」代表の小松直之より、一宮町海岸のヘッドランド工事の状況が報告された後、以下のパネラーからの発表へと進みました。

・一宮で農業を営む石井理永蔵氏から、海岸浸食と護岸工事によって変化した上総十二社祭りについてのコメント

・元東邦大学生物学教授で、現在九十九里自然誌博物館を運営する秋山章男氏より、護岸工事が進行すると平行して、ウミガメの産卵が減少している実態のデータに基づく報告

・一宮に住み四十数年海に入り続けるプロサーファー岡野教彦氏より、堤防・護岸工事によって変化してゆく海・波を肌で感じて来た実感に基づくコメント

・茅ヶ崎市市議会議員の柾木太郎氏が、茅ヶ崎の海岸浸食対策の経緯と現在も進められる対応を一成功例として報告

・地元一宮からの民主党衆議院議員として活躍する金子健一氏から、県との前日の面談の報告ならびに今後国会で九十九里浜を含む全国の浜欠けへの対応を提議して行く旨の決意報告

最後に参加者とパネラーを交えての質疑応答があり、沖合海底(いすみ根)での生体への影響に関する質問、地盤沈下の実態や原因、影響も考慮すべきとの声、県側が何らかの協議体を住民に提案していることの確認等の質疑が行われた後、閉会しました。

参加者全員が、未来の一宮の海について、人々が集う美しい景観づくり、歴史ある地域の財産としての大切さ、そこに育まれる生態系の保護を願ってやまないことを確認するフォーラムとなりました。皆様のご協力、有難うございました。

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